環境に配慮したエコ機能搭載の給湯器は、少ないエネルギーで効率よくお湯を沸かしてくれる次世代の給湯器です。
エコ機能搭載の給湯器は、お湯の沸かし方によって以下のように呼び名が変わります。
省エネ給湯器の種類
- エコジョーズ
- 少ないガスでお湯を沸かす給湯器。今まではお湯を沸かす際に出る排気熱を外にそのまま排気していましたが、排気熱を使ってお湯を2段階に温めることで、少ないエネルギーで排気温度も下げられるシステム。（導入コストは20万円～40万円）
- エコフィール
- 少ない灯油でお湯を沸かす給湯器。仕組みはエコジョーズと同じで、排気熱を再利用しています。（導入コストは20万円～40万円）
- エコキュート
- 通常の電気給湯器は、電気ヒーターによってあらかじめお湯を温めておく貯湯式の給湯器です。一方エコキュートの場合はヒートポンプユニットがあり、エアコンの暖房運転と同じ原理でお湯を温めます。目に見えない空気中の熱エネルギーを取り込んで自然冷媒で圧縮し、高温化した冷媒の熱によって水が温められますので、自然エネルギーでお湯を作ることができます。（導入コストは40万円～60万円）
- エコウィル
- 発電機と給湯暖房がセットになった物です。発電ユニットにてガスを使って発電し、その際出る排熱を給湯暖房ユニットで使用します。ガスと電気が融合した全く新しいエコロジーシステムです。（導入コストは80万円～100万円）
ランニングコスト
省エネ給湯器は、通常の給湯器よりも導入費または商品代金が高いです。ですが、年間でみるとエコジョーズならガス代約16,500円節約でき、エコキュートなら電気温水器の約5分の1のエネルギーで済みます。そうすると数年後にはその差額は埋まり、あとはお得にお湯を使用していく事ができるのです。
省エネ給湯器の補助金制度
現在は国からの補助がなくなっていますが、各都道府県・市町村区の自治体にて補助制度がある場合があります。お住いの役所へお尋ねください。